ノーマライズされた企業になる

2011.12.24

印象的に言えば、今の六〇歳の人は昔なら四〇歳くらいの人の体力や元気があると言ってもよいだろう。そのように考えるならば高齢化は経済活力の低下であると考える必要はなく、これらの人々の人的資源をいかに活用するかによって日本の経済社会の可能性が大きく変わってくるという事である。実際、六十代の人々の雇用労働への参加率は近年わずかではあるが、むしろ上昇の気配を見せている。これは人々の就業意欲があるところに、企業の高齢労働力活用への志向性が少しずつ高まっている事を示唆しているのかもしれない。

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五十代の後半から六十代の人々の活力をいかに高めて活用するかを、これまでの日本の社会や企業ではあまり考えてこなかった。しかし、これからはそれが企業にとっても経済社会にとっても大きな戦略課題となる。これに成功すれば、女子の活用と合わせて日本の企業も社会構造の変化に適応したノーマライズされた企業になるのである。